永住権(グリーンカード)の取得の体験談
こんにちは。
昨日ちょうどHalloweenが終わりました。日本では大人が仮装してウェーイするイベントですが、アメリカでは家族ぐるみのイベントですね。
今回は永住権、いわゆるグリーンカードの取得の話を書かせていただきます。
私の体験談ベースで、これから申請される方、申請中の方に役立ちそうな情報に絞って記載させていただきます。
主には以下の3つ
・弁護士について
・ジョイントスポンサーについて
・面接について
プロセスや書類など詳しい内容は他の方のブログや専門家のホームページに記載があると思いますので、記載しません。(というかあまり覚えていないです、、、)
弁護士にお願いするべきか?
私は在米の日本人弁護士の方にお願いしました。
当時の私は以下のような状況で、弁護士の方に手伝っていただいて正解だったと思います。
・仕事が忙しく時間がない
>>プロジェクトに関わっていたこともあり、多忙でとてもじゃないですが個人では出来ませんでした。
・英語はそこそこ出来るが、得意ではない
>>申請フォーム等全て英語ですので、英語がそこそこというレベルだと読むだけで精一杯。。。
・出来るだけ早く永住権を取得したい
>>ただでさえ時間のかかる永住権の取得。漏れやミスによる手戻りは避けたいものです。
・面倒くさがり
>>弁護士の方が催促してくれます。
弁護士を使うコストは?
私の場合、弁護士費用は3600ドル程度でした。
プラスアルファで、コピー代、郵送代、戸籍謄本やその他の書類の翻訳料金などを請求されます。
支払はどうするの?
私の場合、先方の事務所はアメリカにあったため日本からお金を送る必要がありました。
私はTransferwiseという国際送金のサービスを利用しました。
こちら一旦アカウントを作ってしまえば、
・手続きが簡単
・手数料が銀行に比べて安い
ということで、ネットでも非常に高く評価されています。
アカウントの作成にはマイナンバーが必要になります。
プロセスとしては、以下の通り。
・Transferwiseのウェブサイトで、金額、振込先の情報等を入力して送金をセッティングする
・Transferwiseの指定する口座(日本の銀行の口座です)に、ATM等でお金を振り込む
・Transferwiseが代行で国外の振込先にお金を送金してくれる
自分はセッティングをして、ATMなどで振込をするだけなので、非常に簡単でした。
書類の送付方法は?
(新型コロナの前の話です。ご容赦ください)
アメリカの弁護士宛に書類の原本を送付しなければならないことがあります。
大切な書類を早く確実に送るために、私はFedexなどの民間の配送業者を利用することを強くお勧めします。
郵便局のEMSは、個人的にお勧めしません。
私の場合、一度税関で書類が止められてしまい、非常に焦りました。
また、アメリカの郵便局は配送ミスや遅れが多く、大事な書類を送るのにあまり信用できません。
もしEMSで送って書類が税関で止められてしまった場合、最寄りの郵便局から税関に現状確認をしてもらうことができ、これによって書類が動くこともあるようです。
私の場合、この申請を出したらすぐに書類が税関を通りました。
どんな書類が必要だった?
私の場合、以下のような書類を弁護士に提出しました。
・妻、共通の友人、家族と写っている写真
・戸籍謄本
・妻と一緒に住んでいることを証明できるもの
(例:私宛に届いた公共料金の請求書のコピーと、妻あてに届いた年金事務局からの手紙のコピー)
・共通の友人、妻の弟からのレター
(私と妻の関係などを説明するもの。ドラフトは弁護士が作成)
・妻と妻の父の給与明細
(妻と妻の父が私を経済的にサポートできることの証明として。常に最新バージョンが必要)
戸籍謄本は最後の面接時まで必要になります。戸籍謄本にはシリアル番号が振られていて、翻訳版と一致している必要があります。翻訳された原本を大切に保管しておきましょう。
ジョイントスポンサーについて
私の場合、妻も私もアメリカでの収入が無い状態での申請でしたので、「私がアメリカに移住しても生活に困窮して生活保護を受けないように経済的にサポートしてくれる人」が必要でした。
この経済的サポートを得られるかどうかが、永住権申請の大きなカベの一つだと思います。
私の場合、スポンサーは妻ですが、これにプラスして義理の父にジョイントスポンサーになっていただきました。
義理の父には、給与明細を提出してもらったり、雇用先からのレターをもらうなどしてもらいました。
面接について
私は日本にある米国大使館で面接を受けました。
面接会場はどんな感じ?
個別の部屋に案内されると思いきや、銀行のカウンターみたいなところでそのまま面接です。
3つか4つくらい窓口があって、すぐ隣でも面接が行われていました。
面接はどんな感じ? どんな質問があった?
私は妻と一緒に行きました。
名前を呼ばれて面接官のところに行くまでは、妻と一緒に行きましたが、面接が始まると妻は後ろに下がっていなければなりませんでした。
面接はもちろん英語で行われます。
受けた質問は覚えている限りで以下の通り。
・妻との出会い
・妻の生年月日
・いつ結婚したか
・アメリカで仕事はあるか
以上が終わると妻が呼ばれ、面接結果と今後の手続きについて説明を受けます。
そう、面接結果はその場で分かります。
弁護士に言われたのは、面接まで辿り着いたということはよっぽどのことが無い限り、却下されることはないとのことでした。
また、私の場合は妻と日本で一緒に住んでいましたので、弁護士に言わせれば「一番簡単なパターン」なんだそうです。
という訳で、今回は永住権(グリーンカード)の取得について書かせていただきました。
人によってまた申請するタイミングによって状況は大きく異なるかと思いますが、少しでもこれから申請される方にお役に立てれば、非常にうれしいです。
次回は、アメリカに来た直後、精神的にめちゃくちゃ辛い時期がありましたので、それについて記載させていただきます。
では今回はこの辺で失礼します。